今日は都内の総合病院で、入院されている患者さんの皆様を対象にしたメンタルトレーニングの講演をしてきました。以前は福井県の病院にて医師の皆様や看護士の皆様を対象にした講演をさせて頂きました。病院という場所は、全員が命と向き合う場所ですよね。今日も余命が僅かと宣告された患者さんや入院生活がもう5年になる患者さん、小児病棟に産まれてからずっと入院されている子ども達・・・様々な病気と懸命に戦われている皆様でした。
お話をさせて頂き、その後に皆様から握手をして頂いたのですが、力のない手で懸命に力を入れて握り返して頂いた方もおられました。その力が命の力のようで・・・その思いを身近で感じられて、僕も感極まり涙が止まりませんでした。僕も命と向き合うとはどういう事なのかを最近、よく考えるのですが・・・まさに一日一日、自らの命を懸命に生きられている姿がありました。
ある方に「生きている間に君に会えて良かったよ」とお言葉を頂きました。僕は逆に皆様から命を大切に希望をつなぎ懸命に諦めずに生き抜く姿勢を学ばせて頂きました。今日の僕にできた事など、ほんの小さな事でしかありません・・・時間を見つけて近々、プライベートでお見舞いに行く約束を交しました。「それまでは絶対に生きてるからね、必ず」と皆様に声をかけて頂きました。僕のような、ちっぽけな存在でも皆様の生きていかれる希望や勇気につながるのであれば、嬉しい限りです。本当にありがたい気持ちで一杯です。皆様のご健康をとにかく祈るばかりです。
今日の皆様の顔を一人一人、大切に思い出しながら・・・今月は23日に山梨県内の様々な病院にお勤めの看護士の皆様を対象にした講演をやらせて頂きます。命を懸命に支えられている皆様のお力に少しでもなれればと願っています。