第8回加圧トレーニング・カンファレンス参加レポート |
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2007/10/31 |
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作成者 |
配達員さん |
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【日時】 |
2007年10月28日(日) 10:00〜15:00 |
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【会場】 |
大阪 新梅田研修センター 9階 研修室 |
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【テーマ】 |
加圧トレーニングの活用と工夫 |
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【主催】 |
日本加圧トレーニング学会 |
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教育講演 |
『ここがポイント、加圧トレーニング実践法 その2』 |
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佐藤義昭先生(東京大学) |
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来年還暦を迎える前に血圧が300ぐらいになる重さで3回から4回しか出来なぐらいの負荷で一ヶ月半挑戦してみた |
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重い負荷に関節は痛めるし、しかも逆に充分なパンプアップが起きなかった。 |
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運動負荷が過度なため筋崩壊から筋肉痛が起きた。 |
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その後負荷を下げたら逆に充分なパンプアップを実感。 |
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重い重量は注意が必要 |
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加圧トレーニング研究所をオープン |
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フォローアップセミナー開催予定 08年1月より恵比寿 水曜日 土曜日毎週 |
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(医療 リハビリ 体力向上 美容 健康づくり 介護予防など) |
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1回50名ぐらい 詳細はHPでお知らせする |
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国際加圧トレーニング協会 の設立予定 アメリカから強い要望あり |
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08年初頭に予定 |
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米国加圧トレーニング協会も設立予定 |
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器具の販売はせずに、パーソナルトレーナーに資格を認定していく予定 |
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ボディービル協会などの要望が多い アンチドーピングになるのではとの期待感より |
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11月5日22:00大阪 日本テレビ 「おじさんずイレブン 」 |
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テリー伊藤 杉本彩 司会が水道橋教授 |
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他に羽鳥、徳光、宮川など一同で、ビリーを真似「加圧ブートキャンプ」 |
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但し現在加圧トレーニングでグループレッスンはやってない。今はパーソナルのみ。 |
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フライデー ひろみが加圧ジムの紹介が掲載 |
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徳光さん糖尿病などになったので、加圧にすごく興味がある。 |
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芸能人などに普及発展になっているのかな。 |
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藤原紀香サイドから 加圧に協力したいと言ってくれている。 |
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Q新発売の空圧式のベルトについて、フィット感が良い反面 圧が効いているのかが判りにくとの指摘あり |
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自分は腕ミニ用で350圧だが、10づつ下げていって50圧下で充分の効果があった |
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10ミリ単位で調整 今までの圧ではすごく強すぎるので、充分な注意が必要 |
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7月から徹夜で作り、最高のものが出来たと思う。 |
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※指導者自身が加圧トレーニングをしないのなら、指導はしないほうが良い |
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実践報告 |
『閉経後骨粗鬆症患者における加圧トレーニングの有用性(経過報告)』 |
坂田和房先生(坂田医院) |
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50名の膝疾患患者(変形性膝関節症など)患者対象 今回5名のdataからの中間報告 |
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特徴的な 骨量の増量があるが、増量のまったく見えない人もいた。 |
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6ヶ月後の調査終了後にまた報告したい。 |
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加圧トレーニングの明らかに効果と思えるものがあった。 |
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Qトレーニングを受けた方の感想は? |
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最高90歳の高齢者、歩行困難な方ばかりので、かなりしんどいとのこと。 |
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しかし水がたまらなくなった。痛みがなくなってきた |
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週に2回のヒアルロンサンをもう打ちたくない。5人ぐらいにいわれた。 |
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もっと継続してほしいという要望が多かった。 |
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骨代謝 3ヶ月なのに、一ヶ月で一度あがっているのが不思議 |
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はじめの一ヶ月で、あがっているのが疑問。 |
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当然聞かない人もいるだろうが、50人中 35人が最後まで参加してくれた。 |
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やはり効かない人もいるので、スタンダードな治療にサポートとしてつかえればいいと思っている。 |
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実践報告 |
『血管内皮機能に対する加圧トレーニングの効果』 |
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蔵野美葉先生(東京大学) |
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CRP 3ヶ月あたりから改善傾向 |
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3ヵ月後に低下が見られた。 |
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週に(月に?)二回程度の加圧トレーニング 有酸素トレーニング実施 |
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血管の再生臨床実験も始っている |
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EPCの数は、予測が可能 低下は病状の |
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Qいろんな程度の血管に対してどうか? |
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血管に詰まっている人に対して難しい問題。 |
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加圧トレーニングをすることは倫理委員会にかけてからやる |
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おそらくかなりの効果があるが、エビデンスが |
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まだないので、慎重に行っている状況である。 |
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教育講演 |
『男女の加圧トレーニング効果』 |
安部 孝先生(東京大学) |
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30年前は男性は筋肉は肥大するが、女性はあまりないとの見解だったが、 |
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現在は男女差は無いということがわかって来た。 |
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しかし加圧において男女での比較研究は無い |
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オクラハマ大学で、10月から実験中 男女共にやっている。 |
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ひとつの研究室だけではなく、数箇所でやりたい。2月の総会で発表できたらと考えている。 |
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成長ホルモンは途中で中休みするとあがらない。追い込むことが大きな刺激になる |
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筋肉の刺激は途中で休むと筋肥大しにくい |
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筋力が40%ぐらい低下する。同じ重さでやると疲労が強い |
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高負荷2分レス3セット 25%力が落ちて、回復はあまりよくない |
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加圧すると45%ぐらい落ちて 短時間に筋力が回復 |
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加圧歩行後 約15%筋力低下が観察 |
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伸展運動後では40% |
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加圧トレーニングでは本人は頑張っていないという実感に対して、脳は頑張っていると判断しているので |
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回復がはやいのだろう |
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等速性の最大運動 |
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1秒に1回 |
加圧してもしなくても同じ |
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4秒に1回 |
加圧すると低下が激しい |
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回復する 加圧して早くやると効果があまりない。 |
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ゆっくりやるほうが効果が高い |
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回復 酸素の供給が遅れる分疲労が加算される |
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成長ホルモンの分泌 |
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GH分泌は運動の強度に依存して増加する。 |
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運動強度に比例して分泌される。 |
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同じ強度で年齢差はあるが、 |
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男女間では女性のほうが成長ホルモンが出る。 |
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一番悪いのは、男性の高齢者 |
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女性 月経周期 運動効果 |
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一人の人の運動強度によるが、成長ホルモンは黄体期のほうが良い |
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信憑性はまだわからない。 |
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加圧では成長ホルモンは290倍分泌した報告がある。 |
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腕と脚と加圧した時の比較は ほぼ同じだった。 |
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都立大で3年加圧ウォーキング講座を開いている 現在も増えている。 挫折者0人 |
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実際の疲労なのか、頭の中の疲労なのかベルトをまいているのが |
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ベルトの上から電気刺激を与える。 |
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抹消からの刺激が大脳に送られて抑制がかかるのではないだろうか |
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まだ具体性はない。 |
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有酸素運動 +加圧 |
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加圧だけで有酸素効果が得られないだろうか? |
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両方とも同じ運動で可能だと思われるが、ひとつの運動で |
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筋力と有酸素運動効果は相反するものなので、通常は無い。 |
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しかし加圧には可能性はある。 |
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教育講演 |
『全身咬合と加圧トレーニング』 |
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今西俊彦先生(極真会館メディカルマネージメント) |
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人間は強くかませるとストレスから逃れることが解ってきている |
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あごの位置が悪いと肩こり、冷え性、寝起きが悪いなどがおこる |
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歯並びが悪い 舌の筋肉が弱くなることによって変形をきたす |
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口の中が広がってないと、酸素不足になる。 |
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下の歯は舌の押し出しより外に成長していく。 |
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※酸素が取り入れることが歯のかみあわせの修正に役立つ |
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加圧が有効と思われる。 |
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筋肉トレーニングは歯科矯正では、必要と認識されている。 |
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かみ合わせの悪さによる自立神経失調症なども起こっている。 |
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現在の治療で姿勢を良くしていくなどの治療はあるが、 |
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加圧トレーニングをすると、ぐっすり眠れると良好。 |
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スプリント入れると呼吸が楽になる。深く眠れる冷え性が減る。風邪をひきにくくなる |
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腹直筋などが口腔筋力に影響を与える |
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マウスガード ずれが補正される |
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全身咬合治療への応用 |
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加圧はトレーニングに大掛かりの器具が要らないので、歯科医でも可能 |
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顎関節症への応用 |
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加圧トレーニングで急に口があくようになった。(まだ経験的レベル) |
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歯周病 |
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出血が抑えられた |
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毛細血管の改善 免疫力向上への期待 |
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○佐藤先生 |
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歯科医の発表は初。 統括指導員はまだ3名しかいないので、これからの研究に期待する。 |
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実践報告 |
『下肢関節疾患に対する加圧トレーニングの有用性』 |
坂井田稔先生(社会保険滋賀病院) |
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整形外科医 H15年に指導者を取得 筋力アップクンのみで指導 |
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スポーツ選手中心にはじめ、膝の疾患者にはじめたら、痛みが取れるとということで、実施を始めた。 |
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従来は一般のリハビリで効果がない人のみ実施 |
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現在では加圧外来を設置 1回5名しかみれない状況 |
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バレーボール選手 週に2回 3ヶ月実施でフVリーグで優勝 |
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ジャンプ力が13センチ伸びた者もいた。 |
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両方 片方での比較検討 |
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180圧 膝体操中心で週に2回 MRIで筋肉を比較 |
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1〜2ヶ月でいったん下がってその後に伸びる |
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両方圧かけると2ヶ月ぐらいから変化が見られた |
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140圧 軽めにすると、3ヶ月ぐらいから変化が見られる。 |
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片方のみでも、両足に影響あるかことが判った。 |
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筋力がつくことがわかると、患者の意識も変わる |
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関節可動域を改善しないと筋肉はつかない |
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最大限に伸ばして、最大現に曲げて、動作はゆっくりと |
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加圧とレーニングは超スロートレーニングで大きな効果がでる。 相撲の土俵入りのイメージで |
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大腿骨骨頭壊死 |
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一部 全体は最初の一ヶ月で決まる |
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レントゲンとMRIでチェックしながら。 |
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痛みは初期だけで、症状が進んでいるのに痛みが無くなるときがあり |
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治ったと患者自身が思い治療を中止すると、進行しつぶれてしまうことがある。 |
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観察経過が大事 |
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骨頭の再生は血管が再生しないとできないだろう。 |
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痛みが取れる。 |
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介護 15名に導入 |
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転倒予防体操実施 12週間実施 さらにアップ 平均2倍から80倍ぐらいホルモンが増える |
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年齢的よりも良く動く人に効果があるようだ。 |
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ボート選手日本代表に遠征の飛行機で 加圧を実施したら長い飛行時間中楽だったとの感想 |
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現在大掛かりな機械により骨折した骨を一日一ミリづつ伸びる ている。 |
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骨だけではなく、神経も伸びる20センチぐらい伸びることがわかっ |
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血管が伸びるのは加圧によっても可能 |
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いろんなことを患者から教わる状況 |
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脚をつると加圧が良く効くので、ストレッチ効果も大きい。 |
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痛みの軽減はなにか? |
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加圧すると痛みがすっと無くなる |
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実践報告 |
『スポーツパフォーマンス向上のための加圧トレーニング実践報告』 |
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アスリート向け |
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栗田興司先生(コンディショニングクラブPCP) |
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基礎的筋力トレーニング |
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専門的筋力トレーニング |
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競技力 |
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筋肥大の目的のトレーニングでは反動を利用しない。反動によって無負荷状態になることがある。 |
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柔道 ラグビー等 |
最大パワー |
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野球、サッカー等 |
中程度のパワー |
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体操 ボクシング等 |
必要な範囲内 |
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専門的筋力トレーニングの考慮すべき点 |
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動作の姿勢 ブーツを履いて筋トレをするなど。 |
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スキーのアルペンなど、最大に力が入るのが外に伸びたときに一番力が入る、 |
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逆に真下にしゃがんだ状態は無力状態。専門性の状態を見た目だけで判断すると危険 |
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連続30回以上 多く発揮できることが、その種目トレーニングにはベスト |
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軽い負荷のほうが効果が大きい |
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乳酸がたまる。下肢のトレーニング中に上肢に転移効果あり。 トレーニングの順番が大切。 |
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関西大学ラグビー部 80名の部員 |
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ベルトを購入した数名は毎日トレーニングし他の部員を圧倒するぐらい著しく筋肥大した。 |
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スケートオリンピック選手 |
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スピードは中程度 筋力要素 中程度 |
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1分の中に連続的なスケーティングパワーを発揮 |
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トレーニングは運動のリズムを競技と類似させて実施 |
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スケーティング動作スピード 持続時間回数 |
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ゴルフ |
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スピード要素 高い 筋力要素 低い |
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軽いものを高速動作のパワートレーニング |
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実際のものより重いものを投げ実施したが、効果は無かった。 |
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体重の20%のウエイトを体につけてトレーニングは効果なし |
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ゴルフ 脚は最大パワーを発揮している。下肢の強化がドライバー速度を速めている |
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下肢や体幹 末端に力をかけるのはやめて、体幹を鍛える |
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効果が最大限パワーが出せるときに やる必要性がある。 |
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ゆっくり ベストポジション スピードのイメージで |
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競技動作と似た状態で 無駄な力を入れない 本人の感覚を大事 |
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基本はできるだけ大きく競技動作と近い状態に |
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基礎的な筋力トレーニングでは許される範囲で |
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パワーをどう発揮できるかはスキルといえる |
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両者の組み合わせが大事 |
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何秒で最大パワーが出せるか 遅いときはやらない。 |
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ミドルスピードのものは高回数で対応 |
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ベルトを巻いて、プレーしにくいときは別のところで鍛えるべき |
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プロボクサーは、 減量5週間かかっていたのが3週間でできるようになった。 |
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感想 |
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ついに、「加圧外来」が整形外科に誕生!これはすごい驚きでした。 |
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そして、初の歯科医療への加圧の挑戦など、今回の内容の濃いこと |
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しかし、一番興味のある、栗田先生の報告は、タイプが追いつかず |
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もっともっと良い情報が合ったのに、未消化に終わったことが一番悔やみます。 |
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またもや、医学的専門的なことには、まったく理解できず、タイプすら全然打つことも出来ず悔しい限りです。 |
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佐藤先生はまたよりいっそ若くなられ、 |
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いつもながら、自分自身の体を使ってのいろいろな挑戦に本当に敬服です。 |
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なんと指導者講習会は2002年に井上先生などが貢献され、 |
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栗田先生のジムでやったのが世界初の開催だそうだ。 |
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今回は100人以上の参加者にさらに会員のみのカンファレンスなのに当日参加者もいたとのこと。 |
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そして、世界規模での加圧トレーニングの研究解明は進み、益々新しい分野での |
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応用など期待できることを実感しました。次回も是非参加したいです。 |
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