台北ー高雄を新幹線・在来線・高速バスで2往復しました           2009/1/1

  
ホテルからMRT円山駅まで歩き、台北駅に行きます。こちらは川崎車両製でしたので内装は日本に近かったです。

電車の中で着メロが多いなあと思ったら、通話OKのようです。しかし電話は短く、小声で、なるべくメールで、とエチケット看板がありましたので
さすがにエスカレートしてきて困っているようでした。
  
地下2階が新幹線切符売り場と在来線・新幹線改札です。地下1階が在来線切符売り場で迷ってしまいました。8時半の高雄行き特急自強1009号切符を購入しました。在来線で台北ー高雄の指定を買おうとしたら新幹線と間違ったと思ったらしく在来線窓口の改札の人に「本当にこれで行くのでいいのか?」と聞かれました。つまり在来線(台湾国鉄が経営、新幹線は新会社です)は台北ー高雄では新幹線、バスとの戦いをあきらめて、その間をいかにコスト下げるかに割り切ってました。
  
隣のホーム2本は台湾新幹線・高雄佐営行きです。通勤電車でもデザインが遊園地の電車みたいです。特急が来ました。
 
地下線から地上へ上がると家や建物が多いです。板橋(バンチャオ)から空港のある桃園の車窓です。(乗車30分)

続いて1時間くらい乗ると海線と山線に分かれます。特急は台湾第3の都市、台中を通るため山線を通り、海線と分かれます。(乗車1時間半)

台中駅を出発して海線と合流します。(乗車2時間15分)
   
台中を越えると乗客はほとんどいなくなりました。特急はひたすら南下し、ついに北回帰線を越えました。車窓の植物がソテツなどの南洋植物に変わりました。(乗車4時間)
  
終点の高雄に近づい佐営に着きました。新幹線はここが終点です。3月にKMRT(高雄地下鉄)が開業したので新幹線乗客はそちらを使います。10分後に高雄に到着です。(乗車時間4時間半) 通路にはワールドゲームスの看板が並べられています。

帰りは高速バスにチャレンジしてみました。時間は3倍かかるが、値段は新幹線の4分の1でともかく安く動きたい人むけに善戦しています。
しかしバス会社どうしでも本数、値下げの激烈な戦いを進行形で行っております。
   
 この値段で1台30人乗り、3列シート、テレビつきでした。 ホテルに戻れたのは10時を過ぎました。さすがに5時間弱は疲れますね。近くの台湾料理「欣葉」で豚肉の丸煮混みとチャーハンをいただきました。
   
2日目はぐるりと北から東部を半周することにしました。大阪へ中央線と関西本線を使っていったようなものです。こちらは混雑してました。旅の楽しみはこっちのほうが大きいですね。お暇があればぜひ。

最初の花蓮までは在来線を経営する台湾鉄路局は高速道路のないこのルートがドル箱で、日立製の振り子特急電車を導入してスピードアップをしてました。山と海岸線に囲まれたまがりくねった線路を軽快に走って行きます。北東、東部の都市、観光地までの直通ができるので力を入れてます。(高い山があるが高速道路が日本ほど無駄に作れてない)日立製の振り子特急乗り心地はシーメンス、シンドラー、ヒュンダイに比べ全然よかったです。
  
花蓮駅に着きました。ここからは高雄までは電車ではなくディーゼルカーです。
   
台湾も日本と同じくお正月休みがあるそうで、車両が9両に減ったこともあり混んでました。しばらくするとまた北回帰線を越え、ソテツなどの南洋植物が沿線をにぎわします。
  
台東からは車内は大混雑です。私も指定がとれなかったのでずっと立ってました。トンネルが多かったですが、時々見える海岸は素晴らしかったです。瞬間芸のように短いですが、かいま見れた画像をどうぞ。
 

遅くなったので台湾新幹線で台北に帰ることにしました。2007年開業時に混乱をきわめた台湾新幹線ですが、今ではすっかり足として定着していました。 最短6分ごとに12両が最高300kmで速度を快走するので飛行機を撤退に追いやりました。
   
  
券売機や改札の地上設備はフランス製、車両は日本製です。確かに東北新幹線はやて、とそっくりでした。
 
帰りはお薦めがあった屋台街に行ってみました。日本人好みになっていて、美味しかったです。情報ありがとうございます。
    

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