年末年始・日本半周食べまくりツアー 2003/1/12 「泥沼流が行く」Homeへ  

    

 横浜のみなさんに招いていただいたの忘年会から12時間後、快晴の瀬戸大橋を渡ってまず四国の玄関口、坂出に第一歩を記しました。さっそく、お昼時の駐車場が車でいっぱいのうどん屋を発見!かけうどん小\160をゆでてもらい、、きつね\80、おぼろ昆布\50を自分でのせ、自分でだし汁をかけて食べます。えび天にぎり\80を組み合わせてもたったの\370。コシのあるうどんでこの価格ならば流行るわけです。それにしても坂出駅商店街は12/30にしては人通り少なく、閉店したシャッターの閉まったままの店が多かったです。

  

 さらにマリンライナーを乗り継いで高松駅に到着。港町の情緒ある佇まいを想像していましたが、近代的な駅だったのでビックリ!讃岐うどんの店は香川県内に拡がっており、車を利用しない今回は、ここから金比羅さんへ向かって伸びている琴電琴平行きの琴電に乗り、駅から歩いていける店を食べ歩くことにしました。まず1駅めの片原町駅から老舗の「川福本店」へ。ここはざるうどん\580が名物で、箸でつかむと弾力のあるうどんがダシを介してつるつるとのどに入っていきます。

   

 次は家族経営の打ちたてうどんを食べさせている製麺所をめぐります。仏生山(ぶっしょうざん)駅を降りて小さな商店街を歩くと、ひっそりと「宮武製麺所」があります。入口には客でうどんを温める釜が置かれています。かけ大\230を作ってみました。うどんは先の川福と違って細く柔らかめが特徴。だしはあっさりでした。

  

 仏生山駅からさらに20分、ため池と陸稲田が広がる中、陶(すえ)駅に到着。ここにも製麺所がありました。錆が多い看板の陰に「赤坂製麺所」を発見。奥でおじいさんがうどんを踏んでおりました。実は有名な店であり、訪れた人が記したノートがあり、関西はおろか関東の旅行者の住所も沢山ありました。ネギは自分ではさみを使って切ります。前の畑で作っているとのこと。生醤油うどん小\100、醤油がコシのあるうどんを良くひきたてます。

   

 琴電琴平駅に到着。京浜急行から移ってきた電車も颯爽と讃岐うどんの里を走っていました。本当はゴールドジムのタカハシ君に教わった善通寺のうどん屋を行く予定でしたが、おなかがいっぱい・・・腹ごなしのためJRに乗り換え、しばらく瀬戸内海ぞいに走り、終点の観音寺で次の電車を待つ間になんとか・かけうどん\300と缶ビールをいただけるまで回復しました。ふつうの駅うどんですが、コシの強さはしっかりあります。

    

 松山からは市内電車で道後温泉へ坊ちゃんの頃の雰囲気がするお風呂が\300(道後温泉本館神の湯)。お風呂は観光客と地元が半々で一杯です。松山は愛媛の中心だけあって今日訪れた瀬戸内海の町の仲で一番活気があります。四国最後のかけうどん大\370(やっぱりコシがあり美味)と地酒をいただいて今夜の別府行き夜行フェリーに鋭気を養います。

   

 松山から海沿いに1時間。去年はアジアオープンが終わってから乗ったゆふ高原線〜フェリーのルートを逆にたどります。5時までフェリーで仮眠し駅前の別府駅前温泉で汗を流してからゆふ高原を越えていきます。標高は543mに達し、車窓は九州とはいえ白いです。早朝は寒さが厳しく、車内でも手袋をしないとかじかんでしまいます。

   

 お昼頃に小倉に到着。実は私は父が鉄鋼商社に勤めていた関係で小倉に生まれて半年ほど住んでいたのですが、42年ぶりの生まれ故郷は駅の中をモノレールがぶち抜く超モダン駅になっていました。なんかぬくもりがなくてさびしい・・・。博多中州で有名な一蘭もここに出店していました。ゴールドジム近くの桜木町にも出店したそうですね。今回は下関から日本海沿いに山陰本線で帰ってみることにしました。

   

 翌朝、山口と島根の県境の益田駅を出発。今まで乗ったことがある新潟から秋田までの日本海と同じですが雪の替わりに雨が良く降りますね。表情はおとといの瀬戸内海に比べ陰がある分、奥行きを感じます。米子のサティではコナミを発見しましたが大晦日のため休館でした。

   

 島根〜鳥取を抜け兵庫・丹波山地に入ります。、美しいが強風のときは危険のためすぐ停まる、JRで一番高い橋の餘部鉄橋を渡るとついに関西へ入ります。豊岡はカニキャンペーンを大々的に行っており、私もカニ丼\1000を賞味しました。玉子丼の上にカニをふんだんにのせた実質を尊ぶ関西らしい一品でした。

   

 京都駅構内はすでに新年の準備が整っていました。スタンドで年越しそばをいただいて新年を迎えます。日本半周の旅のゴールは近いです。上越線小出から1日3往復の只見線を抜け、会津若松、郡山と順調に通過していきました。

   

 ところが、小山駅で電車が午後10時半に停車してから全く動かなくなってしまいました。電線が氷結してしまい電気が電車に供給できなくなってしまったためだそうです。予定外の4泊目車中お泊まりとなってしまいました。車内の乗客も最初は携帯で連絡をとりあっていましたが、次第に静かとなり座席に横たわり寝息のみが車内にきこえるようになりました。午前4時頃に大宮行き代行バスが手配され乗客は静かにと乗り込んでいきました。

  

 昨夜の冷え込みは相当なものだったらしく、大宮駅の電光掲示板には埼京、川越線などの埼玉県内鉄道の運転前面見合わせを伝えていました。私は京浜東北、武蔵野、京葉線経由で順調に戻り、稲毛の実家に置いた車をとりに行ったところ、こちらでも凍結した路面でハンドル操作を誤った車が1回転して腹をみせていました。総じて寒いところを走る乗り物はスピードを抑えて走っています。厳しい状況で無理して走らせる危険を避けているのでしょう。皆様もスピードを控えて無事故でこの冬を乗り切って下さいね。

 翻って、私は旅行中にきついお叱りのメールをいただきました。良く知っている人で、噂を根拠とした、しかも過度に棘のある内容でしたので身に覚えのない指摘でしたが、早く収束させるため謝っておくことにしました。残念なことでした。昨年皆様に支えられてなんとか進んできたことに、その人は後始末をさせられたのに悪く言われた、と考えて怒っているようでした。しばらく私も更新を控えさせていただき考えさせていただきました。そして確かにこうやって甘え続けて良いのかと思っております。そこで今年はラケットボールから幅を広げて、自分の力で自分の足で新しい、小さいかもしれませんが一歩を歩み始めたいと思います。 だからあんなメールはもう送らないでね。相当凹んだんですよ。